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こんな症状が出たら危険!熱中症の症状とすぐにできる予防策とは?

2016.7.21

毎年夏が近づくと、必ずといっていいほど「熱中症」の話題が連日ニュースで報道されます。
「シニアのあんしん相談室」にも、「遠くに一人で暮らしている親が熱中症にならないか心配」という相談も寄せられます。
そこで今回、熱中症にならないための対策と、なってしまった場合の応急処置の方法をご紹介します。自分だけでなく、家族など周りの人が熱中症にならないようにするための参考にしてみてはいかがでしょうか。

夏に増える熱中症患者の現状

総務省消防庁が発表した緊急搬送状況によると、平成28年6月は全国で3,558人が熱中症により救急搬送をされました。7月に入り、さらに熱中症による救急搬送は増えています。(図1)
6月に熱中症で救急搬送された人の年齢区分を見てみると、約半数の48.1%は65歳以上の高齢者でした。(図2)


平成28年の熱中症による救急搬送状況
熱中症救急搬送人員数 総務省消防局(熱中症情報)

では、なぜ熱中症で救急搬送されるのは高齢者が多いのでしょうか。
それは、加齢による感覚の鈍りや身体機能の低下が大きな要因だと考えられています。
トレンド総研の調査によると、シニア世代(60代~70代)の41%が「年齢が上がるにつれ、気温の感じ方が鈍くなっていると思う」という結果が出ました。「これくらいなら大丈夫かなと、扇風機だけで過ごしたら、頭が痛くなった」(60歳・女性)という人も中にはいるようでした。 シニア世代の「室内熱中症」に関するレポート
また、加齢にともない体温調整機能は低下します。そのため、体内に熱がたまりやすくなり、その結果熱中症になりやすくなってしまうのです。
感覚が鈍くなっていないうちであれば、「暑い」と感じると、能動的にエアコンをつける、扇風機をつける、水分補給をするなどの対策を取ることができます。しかし、感覚が鈍くなってしまうと自覚症状が出る前に、すでに熱中症になってしまっている可能性もあるのです。

熱中症の対策方法

では、熱中症にならないためにどのような対策が必要なのでしょうか。
ここでは熱中症にならないための具体的な方法をご紹介します。
どれも基本的なことですがとても大切なことです。常に意識をしておくようにしましょう。

■ 暑さを避けること

自分のいる環境の気温を気にするようにしてみてください。 自分の感覚だけで暑いかどうかを判断するのではなく、客観的に判断できる気温計や湿度計などを用いて周りの環境を把握することをおすすめします。 暑さを緩和させるために下記のような対策をとってみると良いでしょう
  • ・エアコンをつける
  • ・扇風機をつける
  • ・すだれをつけて日差しを遮る
  • ・窓を開けて風通しを良くする
  • ・外出時は帽子をかぶったり、日傘をかしたりして直射日光を避ける
  • ・冷却グッズを身に着ける(冷却シートや冷却スカーフなど)

「これくらいの温度なら耐えられる」「電気代がもったいないからエアコンや扇風機はつけない」という考えはとても危険です。特に真夏は暑さ対策をしっかりして熱中症を予防しましょう。

■ 水分をこまめに補給すること

のどが渇かなくても水分補給を定期的に行いましょう。
起床時、毎食時、入浴前後、就寝前にコップ1杯(約200CC)。それ以外の時間帯で、30分~1時間おきにコップ半分(約100CC)をこまめにとるようにしましょう。
また、塩分を一緒にとると水分の吸収速度はより速くなります。汗をかいたと感じたときには、スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料を飲むことをおすすめします。
高齢になると、暑さを感じにくく、汗をかきにくくなります。そのため、自覚症状が出なくても熱中症になってしまう場合があります。
「のどが渇いたから飲む」ではなく、定期的に飲む時間を定め、こまめに水分補給を行ってみてください。

熱中症の症状と、なってしまったときの対処方法

対策を行っていても、時には熱中症になってしまう場合があります。 熱中症の症状を、自分でわかるものと、他人から見てもわかるものにまとめました。

■ 自分で分かる熱中症の症状

  • ① めまいがある
  • ② 顔がほてる
  • ③ 体がだるい、吐き気がする
  • ④ 汗が異常に出る、または全く汗をかかない

■ 他の人から見て分かる熱中症の症状

  • ① 呼びかけに反応しない
  • ② まっすぐ歩けない
  • ③ 水分補給が自分でできていない

これらの症状が出た場合、熱中症の可能性があります。
「熱中症かも?」と思ったら次のような応急処置を行ってください。

■ 涼しい場所へ移動する

近くにクーラーのきいた屋内があればそこに移動しましょう。近くに建物がないようであれば、直射日光が避けられる場所に移動して安静にしてください。

■ 塩分や水分を補給する

水分と塩分が同時に補給できるスポーツドリンクがのぞましいです。意識がない状態では、無理に飲ませると危険ですので、必ず救急車を呼んでください。

■ 体を冷やして体温を下げる

衣服をゆるめて風通しを良くするなどして体を冷やしてください。また、濡らしたタオルなどで首や足の付け根を冷やすことも、体温を下げる方法として有効です。

意識がない場合には、迷わず救急車を呼びましょう。
また、水分補給などの応急処置を行っても回復しなければ、必ず病院へ行くようにしましょう。
熱中症が原因で亡くなるケースもあります。自分だけでなく、周りの人に熱中症の症状が見られるようであればすぐに対処を行うようにしてください。

離れて暮らしているご家族がいる人は、家族が熱中症になっていないか心配になる人も多いのではないでしょうか。両親が離れて暮らしている、独居で暮らす親がいる、そんな方は、安心・安全に暮らすためにご家族の高齢者施設への入居をご検討されるのも1つの方法かもしれません。
老人ホームの中には、施設までの送迎を無料で行っているところもあります。まずはお気軽にご相談ください。

■記事作成・監修 シニアのあんしん相談室
シニアのあんしん相談室 「シニアのあんしん相談室」は高齢者住宅の相談窓口。介護の知識に長けた専門の相談員が、納得できる施設選びをサポートします。介護ニュースでは、介護に関する最新情報をはじめ、医療や健康に関連するニュースを定期的に発信しています。
記事監修:老人ホーム入居相談員(介護福祉士、社会福祉士、ホームヘルパー2級、宅地建物取引士、認知症サポーター)
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